息子のプチ不登校がまた始まったようだ。
朝起こす段階ですでに母親とトラブルになる。
そして、今日は行かないとなる。
こうなってしまうと、もう無理やり行かせることも不可能である。
不登校の原因となるいじめや、友達がいない などはなさそう。
よく、友人を家に呼ぶし、パーティーみたいのにもいの一番に駆け付ける。
パーリーピーポーの一面をのぞかせる人柄である。
学習面が大変になってきてるのかもしれない。
息子はディスレクシアが疑われるくらい、漢字ができない。
いわゆる、ワーキングメモリーの値が低い。
このワーキングメモリーが低いと、覚えたことを忘れてしまうらしい。
そして、漢字がなにより苦手である。
漢字がそこまでできないということは、なにかギフテッド的なものを期待してしまう。
なにかが著しく低いと、何かが突出している!とか。
実際そういう子もいるだろう。
しかしうちの子は、全般的に勉強が苦手である。算数もちょっと駄目かもしれない。
昨年度の夏に激太りしてしまったため、体育もヤバ目である。
あと、これは親からの遺伝だから仕方ないが、身長もなかなか低い。
アトピー性皮膚炎のため、肌もかなり悪い。
一時期は側頭部を搔きまくり、禿げあがってしまった。
ちょっと生えてきたから、安心したが、いろいろと身体的なデメリットを抱えている。
そういうあれこれが、思春期のあれこれに重なってしまって、不登校になっているのだろうか。
いやはや原因なんて探ってもわからんわ。
不登校に関しては、昔と違って寛容になってきている。
色々な記事もでてる。それをみると、学校に行かないくらいなんだ!みたいな強気な記事も多い。
自分もそっち派であった。
しかし、いざ自分の子どもが不登校(まだプチではあるが)になってしまうと、
そう簡単に割り切れない。
不登校→ひきこもり→中学、高校に行けない→気付けば引きこもって50代→子供が親を刃物で殺害
ざっと俺の頭に去来した不登校から連想される悲劇チャートである。
これを笑えるだろうか。いや、実際不登校のスタート地点に立たされると、まったく笑えない。
考えすぎだという人は、日本社会の高齢引きこもり人口を知っているだろうか。
40~64歳の引きこもり 実に61万人である。
なんと東京ドーム12個分である。
いろいろなパターンがあるが、この人たちは異世界の人たちではない。
実際に、存在するのである。そして、それに付随する61万の苦しむ家族もいるのである。
それを想像してしまって、恐怖しかなくなるのだ。
とはいえ、不登校や引きこもりも最初が肝心なのは違いない。
ここは、とにかく夫婦で話して受け入れることにした。
昨日に引き続き、今日も休んでいる。
そして、明日は行くらしい。
明日、学校から帰ってきたら俺は有休なので夕方、コナンの映画に連れていく。
満たしてやることにした。
これが甘えとどう違うかわ説明できやしない。
野生の勘と答えるしかない。
明日も学校に行かないときにどうするか…
これはまた難易度が高い。
それでも、映画に連れていくのかどうか。
日々葛藤の連続である。