虐待の話はもうやめてくれ、と思う。こればっかりは、聞いたり見たりしてると怒りがわいてきたり、悲しみに包まれてどうにもならない。最近では目黒の虐待死事件の裁判をやっている。そこで詳らかになる、虐待の詳細を知るととても正気では居られない。
しかし、いつも気になることがあった。虐待をしていた親のバックボーンである。
そのバックボーンに光をあてているのが、このノンフィクション本である。これに限らず、実際の事件のノンフィクション本は報道ではわからない部分を知らしめてくれるので、たまに努力して読むようにしている。
本書でわかったのは、虐待親も、もれなく、自分の親から虐待を受けているという点だ。
つまり、虐待の連鎖である。愛情を知らず、非常を叩き込まれた人間。そして、その人生において愛情を知らずに育った人間。ある種の不幸は、虐待死した子供の祖父母から始まっているのだ。(継父の場合は別だが)
そう考えると、もっと先もありえる、その祖父母はその親からの虐待って感じで。
つまり、強力なウイルス感染と同じように、親から子へ虐待ウイルスが伝染しているのだ。
惨憺たる気持ちになるが、エンディングで石井光太が一筋の光を見出している。
偶然にも、最近NNNドキュメントの動画で見た、養子縁組組織Babyぽけっとが出てきた。そこでは、不妊治療がうまくいかず、悲しみにくれる夫婦。予期せぬ妊娠に困惑する女性をマッチングしている。生まれた直後に、子供は、養父母に引き取られていく。そして、愛情たっぷり育てられていく。
この形態が、負の連鎖を断ち切る唯一の道であるといっている。完全に同感である。
気になって、Babyぽけっとのサイトを見てみた。そこに、ブログがあった。特別養子縁組で子供を迎えた親たちが、ブログを書いている。
そこに現れる子どもたちの笑顔。
モザイク入りであるが、なんだか涙がでてきた。この笑顔は養父母にしか作ることができなかっただろう。
血の繋がりがなんだろうか。
きっと、自分も、いまのあなたの子供に血の繋がりがない。
そんで、あっちの子供が本当の子ですと言われても、今の子供を手放すことは決してしないだろう。
そう、海外逃亡しても絶対手放さないよ。
ともに過ごした時間というのは血よりも断然濃い、と個人的には思う。
しかし、いつも気になることがあった。虐待をしていた親のバックボーンである。
そのバックボーンに光をあてているのが、このノンフィクション本である。これに限らず、実際の事件のノンフィクション本は報道ではわからない部分を知らしめてくれるので、たまに努力して読むようにしている。
本書でわかったのは、虐待親も、もれなく、自分の親から虐待を受けているという点だ。
つまり、虐待の連鎖である。愛情を知らず、非常を叩き込まれた人間。そして、その人生において愛情を知らずに育った人間。ある種の不幸は、虐待死した子供の祖父母から始まっているのだ。(継父の場合は別だが)
そう考えると、もっと先もありえる、その祖父母はその親からの虐待って感じで。
つまり、強力なウイルス感染と同じように、親から子へ虐待ウイルスが伝染しているのだ。
惨憺たる気持ちになるが、エンディングで石井光太が一筋の光を見出している。
偶然にも、最近NNNドキュメントの動画で見た、養子縁組組織Babyぽけっとが出てきた。そこでは、不妊治療がうまくいかず、悲しみにくれる夫婦。予期せぬ妊娠に困惑する女性をマッチングしている。生まれた直後に、子供は、養父母に引き取られていく。そして、愛情たっぷり育てられていく。
この形態が、負の連鎖を断ち切る唯一の道であるといっている。完全に同感である。
気になって、Babyぽけっとのサイトを見てみた。そこに、ブログがあった。特別養子縁組で子供を迎えた親たちが、ブログを書いている。
そこに現れる子どもたちの笑顔。
モザイク入りであるが、なんだか涙がでてきた。この笑顔は養父母にしか作ることができなかっただろう。
血の繋がりがなんだろうか。
きっと、自分も、いまのあなたの子供に血の繋がりがない。
そんで、あっちの子供が本当の子ですと言われても、今の子供を手放すことは決してしないだろう。
そう、海外逃亡しても絶対手放さないよ。
ともに過ごした時間というのは血よりも断然濃い、と個人的には思う。