読書感想文を記録している。
今年もぼちぼち読んだが、年々冊数は減っていっている。読書も体力がいるのだろう。
それはいいとして、ここニ、三年その年読んだ本の中でベストをつけてブログに記録している。
今年もやろうかと思っていたが、師走とちょっと忙しく、あまりにも面倒くさくなってしまった。
そんな終盤で読んだ「聖なるズー」。
今年のベストワンはこいつで決まりである。
ノンフィクション大賞のこちら、前から知っていて読んでみたいなと思っていた。
しかし、図書館にはなくて、買うのもなんかなぁと考えているうちに時が過ぎ去っていった。
たまたま電子書籍で安かったので、勢いで購入。
ズーフィリアという存在の特異さたるや…。
動物と性的関係を持つ、簡単にいえばそうであるが。
普通の感覚で考えると、動物虐待が思い浮かぶだろう。犬に無理やり舐めさせたりなどは、普通の飼い主ではやらないだろうが、ちょっと興味がある人は多いだろう。
行き過ぎて家畜を犯してしまったりする人も世の中にはいると聞く。
しかし、ここで描かれているのは、そんな一方的な獣姦、などの野蛮なものではない。
心を通わせているうちに、しだいに犬が行為を迫ってくるのである。
いわば、あちらからというパターンに驚きを禁じ得ない俺がいる。
犬や馬などが人間を抱くのである、ニュアンス的には。
LGBTなどが認知をあげてきている昨今であるが、それでも人間同士である。どんなに逸脱しても、同種間であるというのは当たり前の前提である。
しかし、この本ではその当たり前が崩されるのである。
自分にそんなズーフィリアのような資質が備わっていたらどうだろうか。
とても、人にカミングアウトなんかできない。
恐ろしいほどの背徳感でどうにかなってしまうだろう。
人間を秩序立ててきた、宗教や倫理などが一気に崩壊するような危うさをもつ読書体験である。
そして、犬を飼っている自分…最近、すこし犬を見る目が変わってしまった気がするのである。
今年もぼちぼち読んだが、年々冊数は減っていっている。読書も体力がいるのだろう。
それはいいとして、ここニ、三年その年読んだ本の中でベストをつけてブログに記録している。
今年もやろうかと思っていたが、師走とちょっと忙しく、あまりにも面倒くさくなってしまった。
そんな終盤で読んだ「聖なるズー」。
今年のベストワンはこいつで決まりである。
ノンフィクション大賞のこちら、前から知っていて読んでみたいなと思っていた。
しかし、図書館にはなくて、買うのもなんかなぁと考えているうちに時が過ぎ去っていった。
たまたま電子書籍で安かったので、勢いで購入。
ズーフィリアという存在の特異さたるや…。
動物と性的関係を持つ、簡単にいえばそうであるが。
普通の感覚で考えると、動物虐待が思い浮かぶだろう。犬に無理やり舐めさせたりなどは、普通の飼い主ではやらないだろうが、ちょっと興味がある人は多いだろう。
行き過ぎて家畜を犯してしまったりする人も世の中にはいると聞く。
しかし、ここで描かれているのは、そんな一方的な獣姦、などの野蛮なものではない。
心を通わせているうちに、しだいに犬が行為を迫ってくるのである。
いわば、あちらからというパターンに驚きを禁じ得ない俺がいる。
犬や馬などが人間を抱くのである、ニュアンス的には。
LGBTなどが認知をあげてきている昨今であるが、それでも人間同士である。どんなに逸脱しても、同種間であるというのは当たり前の前提である。
しかし、この本ではその当たり前が崩されるのである。
自分にそんなズーフィリアのような資質が備わっていたらどうだろうか。
とても、人にカミングアウトなんかできない。
恐ろしいほどの背徳感でどうにかなってしまうだろう。
人間を秩序立ててきた、宗教や倫理などが一気に崩壊するような危うさをもつ読書体験である。
そして、犬を飼っている自分…最近、すこし犬を見る目が変わってしまった気がするのである。