たしか1は見た記憶がある。ディレクターの息子さんを中心にしていたような。
不登校になって、夜にブランコで遊んでいた息子さんがなにか不憫に感じた記憶がある。
そのころは、息子・娘二人がそろって不登校になるなんて思ってもみなかった時代。
呑気に見てたなぁ。
その後もシリーズ化してやっていたらしい。
この度シリーズ4が放映されるにつき、過去のシリーズも振り返ってやっていた。
とても興味深かった。不登校児の本人から聞いたさまざまなインタビュー。
個性がありながらも、学校に行けないということで傷を抱える(抱えているように見える子供たち)
自分の子もそうだからか、とてもみんな魅力的に見えた。ただ学校に行ってないだけ。
相変わらず不登校のディレクターの息子さん。この方娘さんも不登校だって…。うちと同じやんと共感。
総じてゲームが好きな子がおおいかなぁ。
そして、最新の今回のシリーズ4。
なんとインタビューを受けたこどもらのその後、3年後くらい?を追ったもの。
そう、問題を抱えているその時を写すドキュメンタリーで一番盛り上がるのが、その後を見ることである。
小説の世界なら、ひとっ飛びだが、これは現実の世界。
それなりの時間を掛けないとならない。満を持して…という感じが画面から伝わってきた。
以前のインタビューで印象的だった子たちがでてきたが、出てかない子もいて、それがまたどうなったんだろう?と掻き立てられる…。
一番印象的だった子は、3年前のインタビューでもひたすら大人っぽい、哲学的な考えをもっていた女の子。
その後N高にすすむ(うちも息子があっているかなと考えている)。しかし、資本主義的な考えが嫌でやめてしまったらしい。
たしかに、N高は将来なる職業を前提に学ばせている。ある意味、実践的な教育の機会をくれていると思っていた。
しかし、資本主義的という考えもたしかにある。食っていく職業のみに特化するいやらしさである。
この子の考え方はとても面白かった。
その後、原始的な生活をする団体に入ったり、迷走しつつ生きている。
総じて生きづらさを抱えているように見えるが、きっとこの子はいろんな出会いを経験して素晴らしい大人になるような予感がする。
人間の魅力は当然学校に行く、行かないではきまらない。
人生にトラブルはつきものである。不登校というのは、思ったより早く来た人生のトラブルで、それを早めに乗り越えるといい経験になる程度に考えてもいいかなとこのドキュメンタリーをみて思た次第である。