自分も高校受験で意外といい進学校に行けてから、一浪したとはいえ
まずまずの私大へ行き、経済学部というなんだかよくわからない学部を出た。
その段階で、どう思っていたか。俺は意外と頭がいい である。
就職してからも、その変なプライドが抜けず、こんなところに一生いるわけにはいかない…
なんてずっと思ってるもんだから、仕事も身が入らず。
ちょっとしたトラブルで仕事を辞めてから、彷徨い、結局鬱病になって病院に入院という憂き目にあう。
まぁ高学歴というか、プライドがとっても高かったと今なら思うのである。
本書の事例も、身に覚えが多少あるので共感しながら読了した。
法科大学院なんて、まさにダイレクト世代で親がお金を出してくれて、もっと精神的に安定して入れば
踏み込んでしまったかもしれない。断言できるが、確実にお金の無駄になっただろう。
そして、入院した先で出会った東大、京大などの高学歴の人々。
躁鬱や統合失調症で、もはや人生のリスタートができるかどうかの瀬戸際である。
ただその人たちの話は、とても刺激的ではあった。
はたから見ると、白い目で見られる高学歴難民であるが、もがきながら人生を生きようとしている姿は
誰にも馬鹿にされる筋合いはない。
高学歴難民なんてのも、きっと社会が生み出した犠牲である。まぁ、親世代が強要するから仕方ないんだけど。
大変なのは、現代でもほとんど同じような高学歴信仰があるということである。
少子化なんだから、子どもにはもれなくその子たちに合った教育を受けさせればいいじゃないか と思うんだがダメなんか?
50付近まで生きてきても、やっぱり今の自分の立ち位置に劣等感がある。
それを認めつつも、じゃなければ分からなかったことも沢山あるので、
それをかみしめながら、自分を変えつつ生きていきたい次第。

