昼休みにつき、追い出される事件の翌日またまた、めげずに行ってきました。
戦争証跡資料館
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今回は、10:30分に到着。十分の余力を残しています。たっぷり、見ましょう。
おっとっと、チケット、チケットと注意する声。
向こう行ってチケット買えといってる模様。あ、やっぱお金かかるんですね。
昨日は、昼直前だから金取らなかったのか?まあ、いいや50円くらいだし。

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1Fから攻める!いろんな写真。主に、ベトナム戦争が長期化する中で、世界中が戦争反対!アメリカはベトナムから撤退しろ!と言っているデモなどの様子を展示。
日本も、積極的に発信していた!

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2Fに行くと、徐々に重苦しい写真が…米兵による殺戮、焼き討ちの様子が。
こわい…

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なんだ、奥の開いている物体は。ロボットフラワーのような…
これは、たぶん殺傷力の高い手りゅう弾とかでしょう。
武器の設計者、あなたは鬼だ。

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沢田教一 の「安全への逃避」
ピューリッツァー賞に輝いた一枚。
元祖戦場カメラマンともいえる、日本人がここにいたんだなぁ。
写真は見たことがあるけど、日本人が撮影したとは知らなかった。
その後、彼はベトナム戦争終結を待たずして1970年に戦場を撮影中に殺害される。
こういう人たちの使命感…そのモチベーションは、いったいなんなんだろうか。ため息が出ます。

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枯葉剤。アメリカ軍が森に潜む、ベトコンを一掃するために撒いた化学兵器。
マングローブの豊かな森が、こんな骸骨のような状態に…
あほか、人間。バチ当たるぞ!
そして、この化学兵器がのちに出産する子供たちに深刻な影響を及ぼす。

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奇形児たち。それはそれは、たくさんの障害をもつ子供たちが展示されていた。
ここを見た衝撃…思わず目を背けたくなりました。
7歳の時に枯葉剤を浴びた少女が、結婚して25歳で出産。
手がなかったり、顔が変形した子どもが生まれてくる。
自分も子供も苦しむ二次災害…本当の戦争の怖さがここにありました。

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展示も終盤。とどめを刺されたココ…
捕虜たちを拷問するための監獄…

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こんななかに、入れられて、とんでもない拷問をうけます。
それこそ、なんちゅーこと思いつくんや!と震えるくらいです。
震えるので割愛します。

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絵があったので、ちょっとだけ。
左…何してくれてんねん!

なんとも重苦しい気持ちで、資料館を後にした。
映画とかで知る以上に、くるものがありました。
膨大な資料、実際に使われた品々、たくさんの写真、これらは戦争の悲惨さをとてもよく示していました。そして、本当に恐ろしいのはこれは過去はなく、同じようなことが今現在も起こっているという事実です(シリア等で)。戦闘で銃撃戦で死ぬ、これも悲惨だ。でも、そのあとの化学兵器の後遺症や拷問、生き残った者の心の傷(アメリカ兵であってもPTSDで自殺した人も多い)である。戦争は、愚かだ、でも人間はそれをやめない。過去に学ばない人類を待っているのは、いったい何なんだろうかと思った。