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いろいろと物議をかもした教師の暴力動画。
たしかにこれを仕組んだ生徒は糞だ。学校は、学問を学ぶところである。
それが出来ないのなら、中学生だろうが高校生だろうが、働けばいいのである。
それとは別に、教師を擁護する声も多い。

しかし、これも頷けない。
教師の資質として最も大事なのは、同じ土壌に立たないことではないだろうか。
こういったクソな生徒に挑発された場合のメンタルトレーニングなどをしっかりできてこその教師だ。
フィンランドなど教員の質が無茶高い国は、そういったときの対処法もしっかり学んでいるのでは(ただの推測)。

どんな暴言を吐かれようと、激昂した時点で未熟な教師に成り下がる。この教師にしても、こういった場合に備えた対策が全くなされていないのが、問題なのだと思う。

こういった事態を全国的に集めて、ビッグデータで活用するのが、教育委員会の役目では?と思う。
この事件に関しては、実名をさらされた生徒も、殴った教師もどちらも悲惨な感じで誰も得をしない。

教師に同情するだけでは、何も変わらない。たまたま、可視化されただけで、こんな例はどこにでも、今日だっけ繰り広げられているんだから。
こういった場合の機械的な対応と、教師のメンタルトレーニング。これのみが、教員の質をあげる。

いろいろな識者の意見の中で、唯一いい、と思ったのは武井壮である。あのような一貫した姿勢からしか、問題の解決は望めないと思う。

「教師は、絶対暴力はだめ」なら、ああいう場合どうするか、どういう対策が必要かというところを組織くるみで考えていくことから、始まると思う。

ケースバイケース、または、教師への同情などを語る人が多いのが、少し残念だった。なんの解決にもならない。