小学校の運動会には初参加である。そして、俺の担当は子どもの動画撮影である。幼稚園時代から、よく撮っている。といっても、普通のファミリー向けの手持ちタイプのビデオカメラだ。

今回、少しだけ気になったのがだ、小学校5,6年生にもなれば、女子はそこそこ背も高い。そして、女性らしい体型になる子もいる。

もちろん、そんなのを動画に収めに来たわけではないのだが、たとえば俺がそんな趣味の人間だとしたらかなりのお宝イベントではないか?

実際、とくに受付も設けていないごく普通の公立小学校である。誰が入ってきて、どのように撮影していても、保護者か不審者は見分けがつかない。

実際、不審者だと思われて声をかけられた男性が、実は保護者で、他の親たちから頼まれて、子供たちを望遠レンズで撮っていた、ということもあったらしい。変質者扱いされたようなもので、激昂してしまう可能性もある。実に、難しい問題である。からといって、いちいち、門の前でチェックするのも厳しい。

昨今の、性犯罪の低年齢化を考えると、こういったイベントですら、怖いなぁと思うよ。いや、実は、左前にいた汗っかきのおっさんが、ちょっと怪しかったんだよね…。

でも、そんな俺も、熱心に女子の股間を狙ってるカメラ親父に思われてる可能性もある。もはや、暗中模索の疑心暗鬼…。

そういえば、千葉でベトナムの女児が殺された事件があったけど、あれは、PTAの会長だったね。しかも、自分の子どももその小学校に在学中である(当たり前だが…)。そんな人が性犯罪者って今考えると、とんでもない事件だよなぁ。防ぎようがないわ。

とりわけ、女の子をもつ親(俺も)にとっては、ちょっと怖い時代だよね。