遺伝といえば、身長や顔。親に似ていたり、親が身長が高ければ子供も高くなるというのがある。顔はあれだけど、俺が身長が170に届かないのも、遺伝が原因といえば原因である。
思春期は身長のことでかなり悩んだものである。やはり、女性にもてたかったからね。おっさんになってしまえば、それほど気にしない。むしろ、コンパクトでいいのでは、くらい思う。
同じような遺伝でいやなのが、癌の家系とかである。
これも、乳がんを筆頭に親や隔世遺伝で伝わることの多い病気である。
しかし、癌の遺伝と同じように最近いやだなと思っている遺伝がある。
ずばり「長寿」である。
100歳を超えるのが珍しかった時代、長寿はめでたいことの象徴であった。
しかし、100歳超がバンバン出てくる今日このごろ。いや、みなそんなに長生きしたいか?と思う。
もちろん、自然に健康に長生きする分にはいい。しかし、体が不自由になったり、精神的にやんでいたり、貧困だったりするのに、寿命だけ潤沢にあるのは生き地獄ではないだろうか?
よくドキュメンタリーで孤独な老人とかみると、長生きにどれだけ意味があるのかな?と思ってしまう。
そういう意味でも、長生きという遺伝的メリットは、人によって、よくもわるくもあるんだよね。
自分的には、まぁ、生きて85歳くらいかな?
でも、いま親は70代後半。まだまだあと20年は、せめて孫がもっと大きくなるまでは、生きていてほしいと思ってしまうのだよね。
そう考えると、自分も年をくえば、またもっと生きたいと思うようになるのかな…。