2019年に読んだ本の数…ジャラジャラジャラー、ジャン。
47冊!!
いやぁ、地味な数字。趣味は読書だけど、主な読書場は電車の中。なので、遅読なんですな。
月に4冊ペース。
まぁ、全然読まない人もいるからいいほうじゃなかろうか。

ところで、2019年に良かった本を3個自分的にあげておこう。備忘録として。

3位 最後の医者は桜を見上げて君を想う 二宮敦人 
amazon primeの読み放題にあって、評価が高かったので読んでみた。
ラノベ調のものはまったく受け付けない自分である。
「君の膵臓を食べたい」なんて全然おもしろくなかったし。
そんなわけで、これもそのたぐいの医療者か…と油断していた。
末期の難病と死。そこに医療がどこまで関われるかがしっかり描かれていた。
エンタメ色濃く、それでいて社会性も高いとてもバランスが良い作品だった。
読んだものに、生と死の課題を投げかける良作。
偏見からのギャップと言う意味でインパクトがあった。


2位 幻夏 太田愛
なんといっても今年の収穫は、太田愛さんを発見したことだろう。
「幻夏」は、シリーズものの2作目であったが、立て続けに1作目の「犯罪者」、3作目の「天井の葦」と読んだが、どれも素晴らしかった。
「幻夏」の大きなテーマとしては冤罪である。
社会派のこのテーマはある意味、出し尽くされた感はある。
しかし、脚本家出の作者ならではの視覚にうったえる表現や飽きさせないエンターテイメント性で、常に物語にダイナミズムをもたせている。
メインキャラクター3人も個性があり素晴らしい。
こんなに隙がない小説は久しぶりに読んだ気がする。
幻夏 (角川文庫)
太田 愛
KADOKAWA
2017-08-25


1位 子供を信じること 田中茂樹
ここにきて、まさかの育児書である。
育児に関する本は、子育てに悩むたびに読んできたので結構な冊数読んでいるはずである。
最近は落ち着いてきてあまり読まなくなったが、また悩みどころがあり読んでみた。
蒙を啓かれる、という表現があるが、まさにそれである。
あえていえば、男児の育児に行き詰まっている親には是非読んでほしい。
「子供はどんなときも、上手くやりたいと思っている」。ここが印象的だった。
牛乳をひっくり返すとき、壁に落書きするとき、高いところから飛び降りるとき。子供は、うまくやりたいと願ってやっているのである。
それはモラルに反することであるが、そのモラルはあとから学ぶ。
まずは、子供が何をうまくやりたいと思って失敗したのかを、生暖かく見守ることが大事である。
後半に出てくる「アイス療法」の衝撃たるや…。実際にやってみたが、なかなかおもしろい発見があった。しかし、育児は大変である。
子どもを信じること
田中 茂樹
さいはて社
2019-04-10


というぐあいのBEST3。
どれも、良い読書体験であった。2020年はどんな本に出会えるか…、楽しみである。