最近もちょこまかとドキュメンタリーを見ている。
よく見るのがテレメンタリー。テレビ朝日系のドキュメンタリーで、アベマTVで無料で視聴できる。
いらない演出などがないから、結構気に入っている番組である。

そこの最新で、「夢の途中で 基準なき入菅の裁量」というのを見た。

日本は外国人が住むにはかなりハードルの高い国だ。
そうして、外国人を排除することにより、自国人の雇用を守ったり、麻薬に始まる犯罪を抑制したりしてきた。それは一定の成果をもたらしたといえる。
しかし、現在、ここまで少子化がすすみ、人手不足が叫ばれている。
もはや日本人を雇うことができない飲食店は、軒並み外国人店員が多い。
コンビニだって中国人やベトナム人ばかりである。

そういった状況を踏まえても、相変わらず厳しい入国管理局。
この番組に出てくる中国の女の子は、日本人とほぼ変わらない位言葉が流暢で、賢いので大学にも合格している。それなのに、ある日突然家族ともども本国へ送還されてしまう。

心ある活動家の尽力で、この女子は日本に戻り、大学にも通い出す。よかったと思った。
しかし、なんと、学ぶ権利は保証するが、日本では働けないのだそう。
まったく裕福そうじゃないので、働かなければやっていけないだろう。
しかも、どう考えても真面目に働きそうなのに…。

昔、同じテレメンタリーでクルド人の若者男子の回も同じことで悩んでいた。
働かせないって…!どんな嫌がらせだろうか。
働けないと生きていくのが難しい、そこを逆手に取っての嫌がらせとしか思えない。
それでいて、社会的には人手は足りないのである。

まぁ、いろいろな事情はもちろんあろう。しかし、古いシステムを変えづらい国だよなぁ。

それでいて、70歳まで働く権利をどうだら…といってギリッギリまで老人を働かせようとする。
この衰退期に入った日本に、夢を持ってきている外国の若者がどれだけ貴重か…。
きっとそこで優遇されたら、絶対に日本に恩を返してくれるだろうに。

そこらへん、わかってもらいたいよね。