最近でも、芸人の奥さんが3歳の娘がYOU TUBEばかり見ているという悩みをブログで吐露して、ちょっとしたニュースになっていた。コメント欄には辛辣な文言。その人に対する悪意としかとれないものもチラホラ。本人は、単純に知りたいのだろう、子育ての正解を。

自分が相談されたなら、どう答えるだろう?
いまや、二人の子供は3歳を超えている。現在の状況はどうだろうか?。現実問題として、YOU TUBE見放題である。制限?一切なし!朝からタブレットを携えて、朝食食いながら見ている。最初から、この自由裁量性をとっていたかといえば、そんなことはない。

3~4歳くらいの時、息子は、10分1回×3を一日の制限としていた。タブレットに自動でロックがかかるように細工までした。もちろん、教育上や身体上悪いのではないか…というプレッシャーからだ。しかし、5歳を超えたあたりからそんな制限もとっぱらっている。

娘に関しては、最初からノー制限。何か信念が代わったのだろうか。いや、単純に、面倒になったからである。ひどいもんだ。上の世代の人からは煙たがられる、ゲームやYOU TUBE。パズルとかブロック遊びはよくて、なぜ、動画やゲームはだめなんだろうか?絵本を繰り返し読むことや、同じパズルをやることってそんなにいいことなのだろうか?わからない。

育児の是非は、誰も問えないはずだ。結果論だからである。
パズルで育っても、ゲームばかりして育っても、最終的にいい感じの人生を歩めれば、そっちがいいってなるんである。

しかし、今、途中経過として言えることがある。息子も娘も、動画見まくっているからか、ITリテラシーが爆上がりしている。もはや、動画を検索するのに指すら使っていない。マイクを長押しして、音声検索である。音声検索…、大人でもなかなかやらんよ。さらに発達して、わからないことがあれば、音声検索を使って調べている。これは、パズルや絵本では得られないスキルである。

今の時代の育児は、誰も経験したことのない育児である。スマホ育児が悪いかどうかなんて、今の段階ではだれもわからない。そう、わからんというのが基本である。でも、わからないからこそ、安心したいという気持ちもわかる。しかし、そこで出てくるアドバイスや忠告は、手垢のついた古臭いものであるというのは意識しておかなくてはいけないだろう。

死後の世界ほどわからんのが、育児の世界である。ちなみに、最近の子供たちは、ゲームや動画を満足するまでやると、逆にパズルとかレゴをやりだす。この原点回帰みたいのはなんだろうか?わからん。