定期的にみているドキュメント72時間。タイムリーでは見れないが、録画してみている。
最新のものは、ペット霊園に密着したものだった。どうやら東京府中市の寺にそれはあるらしい。ペットを供養し、お墓を作り、遺族が参拝する。まずもって抱いた印象。そうかこういう場所もあるんだぁ、である。

四十代のおっさんになって久しいけど、まだまだ知らないことや場所は多い…。
たしかに長年連れ添ったペットは家族と同様といわれる。死後はこういった場所で、人間同様眠っていてもおかしくはない。

こちらの霊園で圧倒的に多いのは、犬と猫である。長年傍らで寄り添う王道のペットといえば犬、猫。涙ながらに語る飼い主たち。フーンといったところ。

実は、犬を飼い始めた我が家だが、俺は実際ピンときていない。たしかに、懐くしかわいい。しかし、家族同然になるかぁ?と半信半疑である。こんなこと妻に言ったら逆鱗に触れるが、まだわからんのである。

きっと長年一緒に過ごして、初めてじわっと湧いてくるものなのだろう。まぁ、湧かんかもしれんし。そんなことを考えてると、番組の中盤以降で、目を留めざるをえないペットがでてきた。ウサギである。

時間は少なかったが、うちのウサギにそっくりである。
そうか、こいつもいずれ死んじゃうのか…。今や齢9才。人間で言えば、80才くらいか。

思えば、かわいそうな歴史をたどる彼。最初は、家の中心にいた。毎日ゲージを掃除して、毎日部屋の広い所で遊ばせていた。そこに、息子が登場。赤ん坊にウサギの毛がよくない、と玄関に追いやられた。さらに娘が生まれたら、育児に大変で、ゲージ掃除は週に一回。

近年は、俺の狭い部屋に移動。あまり、かまわなくなっていた。そして、ついには犬というペットの王道、不動の人気タレントの登場である。ここぞとばかり愛嬌を振りまく犬。こりゃ勝てんよ…。と俺も、白旗をあげた。

しかし、俺以外の家族の気遣いのなさたるや…。犬をなでながら俺の部屋に入ってくる。突然の侵入に後ろ足でだんっだんっと床を蹴るウサギ(警戒するときの行動)。もっと若ければ、犬とウサギの友情などもあり得たかもしれんが、老ウサギにそれを求めるのは酷である。

まぁそんなこんなで、でもまだまだ元気なウサギ。9年過ごして、なんだか空気のようになってしまった感はあるが、やはりいなくなると寂しいだろうなぁ。

人間とペットかぁ、と考えながらそれでも葬式をしたり、霊園にいれたりは、ないなぁと冷めた俺がいた。