犬はよろこび庭駆け回り、猫はこたつで丸くなる。おなじみ、雪やこんこんの歌詞である。それに従えば猫は、寒がりで犬は寒さに強いはずである。

しかしながら、室内犬である。ほとんど室温を調整された場所でぬくぬくと育った犬は果たして、それでも寒さに強いのだろうか。以前から思っていた疑問を試すチャンスが来た。

軽井沢への旅行があり、犬も連れて行った。

その時に降ったのである、雪が。普段忙しさにかまけて、散歩にあまり連れて行ってやれないのもあり、散歩といば尻のしっぽをブンブン振り回して喜ぶお犬さん。この雪ではどうだ!というつもりで外に出てみた。

足先にザックリとした新雪。
埋まりこむ犬の素足…。
次の瞬間、ガンガン駆け出す犬。つええ。まったく意に介さず雪の散歩を楽しんでやがる。いったい、どういう感覚神経をもっているのだ!?その後、近くの無料ドッグランに連れて行くと、水を得た魚のように走り出す。
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思えば、エスキモー犬もいるくらい犬は寒さに強い。エスキモー猫はいないのだ。同じ体に毛を生やした種族なのにどういうことだろうか。犬のなんというか野生の強さを見て感服したしだい。

着込んでいるのに震える俺。人間のほうが弱いよねフィジカル面で、犬より。