おそらく見ているブログやツイッターや記事によっていろいろであるが、自分がチェックしている記事や人によると電気自動車(EV)で日本はかなり追い込まれているらしい。

世界は環境問題もあって、完全にガソリン車から足を洗い始めている。しかしながら、日本はトヨタを筆頭になかなかそこまで舵をきれてない。それでいてEVの開発競争ものんびりしているらしい。車といえば日本だろうという感覚があるのだろう。

しかし、この感じ、なにか既視感がある。そう、家電である。

かつて、あらゆる電化製品はメイドインジャパン!として尊ばれてきた。壊れないし、高性能だしで。しかし、今世界で日本の家電を使っている国ってあるのだろうか。むかしだが、フィリピンにいった時、テレビが大体韓国製で驚いた記憶がある。

それでも、国内でガッツリ流通していればいい。しかし、それも怪しくなりつつある。家電ではないが、自分の周りのものを眺めても国産品が確実に減りつつある。パソコンはマイクロソフトだわ、スマホはアップル、電子書籍はkindleだし。愛用しているのは、ほぼメイドインアメリカである。

それでいて、髭剃りやスマートウォッチはどこだと思えば、よくわからない中国製である。この中国製というのは問題がありそうだが、製品の質がなかなかいい。安くて、機能が攻めているのである。

よくアマゾンで髭剃りなどを買うのだが、少し前の髭剃りがもうないのだ。それだけアップデートが早い。顧客の指摘する問題点を取り込み、すぐに次の試作機を作ってリリースしている。この中国的サイクルが本当に凄いのである。

日本は完全に製品化して、それを何年も売り続ける。こういう機能が欲しいといってもそう簡単には取り入れられない。そうこうしているうちに、中国製のほしい機能を持ったものが出てきてしまう。

EVの世界も今、中国のこのスピード製品化が凄いらしい。ここれへんのEVが安く出てきてしまうと、消費者はそちらへシフトしていってしまう。国産品を守ろうという精神的なものでは太刀打ちができない。

そして自動車産業が衰退するとかなりヤバイことに…。なんて、話ばかり聞いている。自分の実体験からみても、人って得なものに飛びつく。そして一度体験したら、なかなか離れられない。

一時期、日本の本屋を守ろうという動きが(自分の中で)あった。けど、結局amazonの便利さにはかなわなかった。

それだけに、自動車分野が心配である。もっとEV頑張ってほしいな。中国だけでなく、テスラとかもすごいけどね。