息子のたっての希望で、期間限定上映のマリオの映画を観てきた。
マリオは一度見たのだが、今回は4DX3Dというスタイルである。
3Dメガネをかけて、ただ立体を楽しむだけではない。
座席がガタガタ動いたり、水がかかったり、匂いがしたり煙がでたり。
かなりアトラクション性が強い映画なのである。

この4DX、噂は聞いていたので気になっていた。
良い機会ではと、行ってみた。池袋のグランドシネマである。
この4DX、どこでもあるわけではなく、あるところが限られている。
なので、長い期間一つの映画を上映しているわけにもいかず、
マリオが終わったら夕方からは、ホーンテッドマンションとローテされていた。

驚いたのは、そのチケット価格である。
ネットで予約して、いい席を取れた!とフンふんと鼻歌交じりに会計。
大人3700円、子ども2700円也。ひえー。ノーマル映画の二倍以上増し。
こうなったら、と期待を高めて鑑賞。

いやぁなかなかすごかった。水のシーンでは顔に水がかかり、マリオカートのシーンではガタガタの座席が揺れる。
おまけに、ジャングルシーンで緑のむせかえるような匂いが鼻を突き、臨場感抜群。
これが二時間近く続く。
これは、下手な遊園地のアトラクションよりすごいわ。

初めて体験したが、この金額もやむないと思った次第。

ただ、頻尿の俺にとってはこの座席が揺れるのが、膀胱を刺激して、結果二回トイレに行かされた。
気のせいか映画館の側道を、さっと歩いてトイレに向かう人の数が多かった気がする。というか多かった。
あぁ、みんな膀胱を刺激されているんだな、と。

開始1時間で初めてのトイレに行った後、その15分後にトイレ行ったからね。
ちょうど、ドンキーコングとマリオが戦っているところあたり。
異常に座席を揺らされて、膀胱が早期覚醒した…。
俺が長距離バスを何より嫌う理由が分かった。
この揺れる感じが無理なのだ。映画館はトイレに行けばいいが、バスは…。
どうしても、長距離バスに乗らなくてはいけないのなら、大人用パンパース必須である。