父の実家の長野より昨年、墓を埼玉に移転させた。
二代前の祖先からの檀家でありずっとお世話になってきた寺であるが、今後を考えるといろいろと大変なので、明朗会計のメモリアルパークに移した。
これ自体はとってもよい選択だった。たまたまお墓の場所を譲り受けることもできたので、いいタイミングといえた。
このまま父が亡くなってしまったあとになれば、その遠方の寺とずっと付き合っていかなければならない。
戒名がいくら、建て替えがいくら、とよくわからないお金を納めなければならない。
正直、いやである。しかし、恐らく住職よりいろいろと言われれば自分は従わざるを得ないのかもしれなかった。
葬式や何回忌などになっても、その住職を呼ばざるを得なくなり、旅費やら宿泊費、食事代などなども持たなくてはならない。
田舎で寺と密接な付き合いがあれば仕方がないのだが、もはやこちらはほぼ縁がない。
昨年は父が何度も寺を行き来して、なんとか籍を抜いて、移転ができた。助かった…という感じである。
とはいえ、近くにきたのに墓参りに行く機会があまりなかった。
ちょうど娘と実家に寄る機会があったので、両親とともに墓参りをしてきた。
メモリアルパークは本当にいい。一定の料金を払えば、永代そこで先祖を祀っていられる。掃除も行き届いており、四季折々の自然もある。
なににもまして、寺などとの付き合いがいらん!お経を読んでほしければ、住職をパークでレンタル(?)すればいいし、金額も一定。
キリスト教からいろいろな宗教が入り乱れているのも、いい。
ここで、先祖さまにお祈りをする。
祈る内容は、うちの不登校児2人にいい未来が来ますように、である。いや、祈られたほうも困るよね、この内容。
まぁ、今もっか悩んでいることはそれなので、ついついね。
少し心を洗濯して、墓地をあとにした。ちょこちょこ来られるといいなぁ。