いつやるの?いまでしょ!
ご存じ林修の名台詞である。いや、林さんが考えたのかどうなのか、CMのセリフだからね。
しかし、その間合いや朴訥とした予備校教師の表情から繰り出されるこの文言はたしかにパンチがあった。
勉強に関してではあるが、それだけではない。

やりたいことにしても、今でしょ!が正解ではないか。そう思い始めている。
その対極あるのが、今はバタバタしているから落ち着いたら、お金に余裕ができたら、好きなことをやる という考えである。
これも、一見正しい。
でも、人間は年をとるし、死んでしまう生き物である。いつ何時その時が訪れるかわからないのだ。

小倉智昭さんは、100万以上もする豪華なスピーカーを部屋に購入し、仕事を引退したら悠々と音楽を聴きながら過ごそうと思っていたらしい。
しかし、病気や加齢による難聴が彼を襲う。彼はこういっていた(裏覚え)どんなにいい機材を買っても、耳が遠くなっては意味がない。
もっと、楽しめるときに楽しんでおくべきだったと。

たしかに考えてみなさい、耳という器官があるからいい音を楽しめるのである。そもそもそれがイカレタラどうだ。
どんなウーハーやハイレゾを聞かされたところで、総じてモコモコである。

きっと余裕が出来たらと考えている人は、自分が健康であるという大前提を当たり前なことと捉えている。
自分もそうである。しかし、実際は否。である。

前置きが長くなったが、そう考えてると一刻も早くバンドをやらなくてはいけないと思い始めてしまた。
ちょっと一杯やった勢いで、ジモティーというサイトに登録して、音楽仲間を募った。
まったく来ない。色が付いている人々の中に、自分から行くのもめんどくさい…と思ったら きたーー!
自分よりも年上のおっさんである。ドラムができるとのこと。

あれよあれよと連絡を取っているうちに、来月スタジオに入ることになった。
久々にワクワクしている。かんじは良さそうな人なので、美味い具合に楽しめるといいんだけど!