初の女性首相に沸き立ったのも今は昔。
その首相の発言ひとつひとつに疑念が生じている。
とはいえ、選挙が待ったなしになり、これはなんだというくらい
色々な人が批判の声を上げている。
自分も批判的であって、女性首相有利のこの世論の沸騰に違和感を抱いていた。
しかし、ふと気づいた。

これは、今までさんざん得をしてきた男社会のつけなのかもしれない…と。
そして、声を上げているのはおおむね、インテリ系の男たちである。

まったく関係ないが、早朝バイトで起きた朝にNHKかなんかで10分くらいのニュースをやっていた。
ある地方の話。
いわく、ドラゴンボートで日本代表になりオーストラリアかなんかに決勝で行くという男たち。
筋骨隆々で、つねにジムで鍛えている。
しかし、ドラゴンボートってなに?だろう。そう、別に職業で稼いでいるわけでもなさそうだ。
いってしまえば、趣味の延長だろう。仕事が終わったアフターに練習に打ち込むという。
男たちはみな笑顔。充実感をみなぎらせて本選出場の日を心待ちにする。
もうこの時点で、俺の頭はちょっと変なのか、主婦目線になってしまう。
いや、こいつらまぁまぁ家庭ありそうだけど、家庭ほっぽりだしてドラゴンボートかよと。
そんで、オーストラリア?いい身分やな…と。

いや、独身ならいいんだよ。でも、地方の妙齢のオッサンたち。たぶん、家庭は妻に全振りだろうなと。
逆は想像できるだろうか。

女たちが、夜な夜な家庭をおいて、チアダンスの練習に打ち込む。
この度、カリフォルニアでの選手権に選ばれた。
来月のアメリカへの遠征を楽しみにしている。
絶対ない。同じ状況だが、かなり批判されるだろう。

なぜ、男だけ夢を追っかけて、しかもそれが素敵な物語として語られるんだろうか。

一事が万事。
そう、いままで女性をないがしろにしてきた、つけ。これが、いま効いている。
思えば今、そこそこの大企業にいて高給をもらってるオッサンたち。
なにが優れていたか…。男という属性であっただけなのかもしれない。
バブルのいい時に男という属性で、そこそこいい大学をでた。それだけ。

政治の話ということで、沈黙している人は多いが、この国の半分は女性である。そして、女性首相の味方であるかもしれない。
成熟した国は、もっと早い時代に女性をトップに起用しているだろう。
そして、失敗を重ねながら真のすぐれた女性のリーダーが誕生する。
そのリーダーをみて、次世代の若い女性たちがそれにあこがれ、男女同権が成熟してくる。
その最初なのかもしれない。今は。

最初のソレが、大変な事態になることも多いだろう。
しかし、それはもう仕方ない。それがつけを払うということなのかもしれない。