最近掲示板で募集した人たちとバンドを組んで、ゆるめのバンドをやっている。
だからか、ギターのテクニックや海外のギタリストの情報などをネットで見ている。

かつて若い時もバンドをやっていたので、今かよ、もっと前にハマっとけよと自分にいいたい。
昔は音楽を深堀するほどに興味がなく
とりあえずギターやベースのコードやルート音を弾けるので、
適当に曲を作って、音楽理論も知らずにほんとうに適当にやっていた。
それでも、ライブなどをできてしまうバンド音楽というのの懐の深さは凄いなぁと、最近思う。

しかし齢50代。この年になるとそのルーツなどいろいろな根源に興味をもつ。
そんなこんなで、セックスピストルズのシド・ヴィシャスは楽器がくそ下手だったとか。
ピストルズは活動期間がたったの二年で、アルバムも一枚だけだったとかに驚愕したりしている。
オーバードーズで死んだのはカートコバーンもそうだが、当時のドラッグ事情にこれまた驚いたり。

まぁそんなこんなで、音楽情報をスポンジのごとく吸収している状況である。

それが影響しているのか、最近Xなどでバンドメンバー訃報のお知らせなどが出ていて、
誰だ!?と驚いて詳細をみたら、まぁまるで知らないバンドである。
フォロワーを見ても1000に満たない。こいつはマイナーバンドやなと思うが、
なんだか不幸な話なのでもう少し見てみると、結構活動期間がながくオジサンバンドのことも多い。

改めて、こんなに長く売れないバンドをやっている人たちがいるんだぁと思った。
ライブハウスはたしかにそこら中にある。
夜な夜なそこでライブをする人たちがいる。
メジャーで売れている人たちは絶対やらないような、小中規模のライブハウスである。

ライブ動画などをみても、MCもいい 演奏もいい。でも売れてない。
売れるというのは、いかに大変かがわかる。
そして、ある程度まで年齢がいってしまえばもはや経済的な成功は望めないだろう。
でも、いまさら…みたいな感じで苦悩をかかえているのがマイナーバンドの人たちではないだろうか。

まぁバンドにかかわらず、お笑い芸人、舞台俳優、夢を追う人たちはたくさんいる。
30歳を超えて売れなければ、普通に働こう。
こういったイメージが夢にはあった。
しかし、いまの40~50代くらいになっている人たちは夢の延長状況が起きていたのではないだろうか。
氷河期世代という、経済的に鬱屈した時代にバンドをやって過ごした人たちにまともな職はないかもしれない。
そうなると、もう少し続けるか…となる。
当然続けるうえでの糧というか支えは必要だ。

お笑い芸人の世界には、かなり高齢でも互助システムが働いているからか、頑張っている人たちがいる。
でも、バンドの世界に互助システムがあるとは思えない。

昔世話になった先輩オッサンバンドを日本武道館の前座で使おうとする、売れたバンドの後輩はいないだろう。
米津あたりから、才能がある若者がニコニコ動画やSNSで音楽的に頭角を現すのが、多くなった。
昔は、ライブハウスに足を運んだ音楽事務所のスタッフが、ヘッドハンティング…などのパターンが多かったのが、いまはSNSが主流である。

気軽に世に出やすくなった半面、地道にバンド活動をやってきた初老の人たちは、ここでも零れ落ちていく感がある。
世代によって、救い上げられたり、零れ落ちたり、人生のポイントはわからないよなぁ。
そう考えると50代以上の人はまだSNSなどのとの親和性が低かったから救われたのかもしれない。
自分が35歳くらいでバンドを粘っていたとしよう。その粘っている理由として想像されるのは、可視化されたファンである。
たとえフォロワー500だったとしても、500人のファンがついているという錯覚がバンド活動をおおいに勇気づけるだろう。もはや辞め時が難しくなるのは容易に想像がつくのだ。

と知らないバンドマンの訃報を見ながら、勝手に解釈した。