R太のざっくり雑記

50代おじさんです。ベトナム出張がブログの書き始め。現在は、育児や料理、英語など興味のあることをざっくり備忘録として記してます。質はともあれ、なるべく頻繁に更新します!

こども

春は卒業の季節

いやぁ暖かいうららかな日が続いている。
雪が降ったのこの前じゃなかった!?でもいまは暖か。
そして、卒業の季節の到来である。
小学校…うちもご多分に漏れず。
あの入学式から6年…。

成長した華々しい姿に…と思っていたが小6より不登校になってしまったのだ。
卒業アルバムもいらず(のらず)、式もでないのである。
なかなか腕白な展開であろう。

自分の子どものころはそういう選択肢は皆無であっただけに、困惑する。
そして、卒業式証書を親がとりにいかなければならないという針のむしろっぽい状況。
妻はそれを想像するだけで、心が病むとのことで大黒柱であるおいらが、
仕事を早引きしていってくる!

めちゃめちゃ行きたくないよね。
それもそうだけど、終わりよければすべてよし、という言葉が重くのしかかる。
これでよかったのだろうか…いや、良いのであろう、というか今更だろうね。
今年一年はこれからどうなるだろうか…。
不安もあるが、春の風にふかれながら適当にながそう。
そう、本来自分はてきとうな人間であった。
家庭をもって子育てをするうちに、リスクを考える真面目な人間になったんだよな。
適度に力を抜いて頑張りましょう。

小中高のこどもたちの自殺者527人だと…

子どもをもつ親として衝撃的な数字といわざるを得ないな。
6歳~18歳の子がたった一年で527人も自死でなくなっているって。
こんな国である日本。そして、少子高齢化が加速。ただでさえ貴重な人材が、心を病んで死んでいくって。
ちなみに内訳は、小学生15人、中学生163人、高校生349人 だって。
まだまだ人生のスタートラインににも立ってない未熟で、向こう見ずな若者たちが自ら命を絶っていく社会って絶望意外にないな。

いじめや学校問題、家庭の問題など原因は様々だけど自死するにはそこまで至る過程があるのよ。
そこまでいくまでに、何かのネットにかかってほしいのだが…。

じつは自分も自死未遂をしたことがあるのだ。齢29歳のころかな?
完全に精神を病んでいたので、まぁ鬱である。
あの時の気持ちを自分なりに思い出すと、死にたいわけでは決してないのよ。
頭の中をしじゅう周り続ける、後悔や罪悪感、敗北感や虚無感や無力感。とにかく、ネガティブな感情をシャットダウンするには自分を終わらせるしかないんだよね。

だからこそ、自死ってほんとうにどうにもならない。ただただ、苦しみから逃れたいだけなんだから。
サウナにずっと入っているでしょ。苦しいじゃない時間たつと、そこから出たら涼しいでしょ。
出た先が死への部屋ってだけ。
もっと別の楽になる部屋がいっぱいあれば、死の部屋なんて選ばんのよ。

自分は、そこから精神科に入院し同じような仲間にであうことで、癒され不死鳥のように復活。
もちろん投薬治療もうけたけどね。

その後いろいろありつつ、結果的に子供にも恵まれて、あのとき死なんでよかったなと心から思っている。
同時にただラッキーだっただけだなとも思っているのだ。

自死を悪いものとみるといけない。そこまで追い込まれた人間がそこにいる。
そして、彼らは若い。
きっと、あとでなんかなるから、とりあえず逃げられる空間を用意してやるしかないのだ。
自分の子どもが自死したらと考えると、きっと親ならあとを追ってしまうかもしれない。
肉体は死なずとも精神的な死を迎えてしまうかもしれない。

そう考えると数字には表れない膨大な数の悲劇が毎年起こっているのだろう。
航空機が墜落して500人亡くなったあと、再発防止としてJALは徹底的な対策をうった。
この若年者の自殺者はそれ以上の悲劇だ。
なのに、毎年高値を更新!って情報だけ垂れ流しやがって無能でしかない…。
そして、出産率がまた下がり続ける。そりゃこんなニュースが流れる国で子ども育てらんないなぁ。

不登校記事のうすさたるや…

当事者になると目の前の景色が変わるんだよね。
なにって、不登校関連のいろいろである。
とりわけ、学校の長い休みのあとに出される、有名人のわれらも不登校だった…という記事。
逃げてもいいんだよ という感じの極めて優しいタッチの投げかけである。
不登校児を抱える前は、けっこう見ていてこれは当事者には効果があるのでわ?と思っていた。
なんせ、今華々しい活躍をしている有名人が、おいらも不登校だったズラと、テヘペロでいってくれるのだから。

しかーし。不登校児だっれも見とらん!そんな記事そもそも。まぁ、親がちらっと見る程度かな。
それでいて、不登校の深刻度の低さに一気に興味がうせるのだ。
せいぜい、不登校になって数か月程度で復帰しちゃってんだもん。
こっちは、もっと深刻なものを求めているのだ。そして、安心したいのである。

最近は元モー娘。のミキティが子育てに関しての意見をいろいろ言っている。
たしかに、うなずけるものもあるだろう。
きっと、不登校の悩みをミキティに言えば、気持ちのよい答えが返ってくるに違いない。
しかーし。ゲームの制限バリバリしてるところなどを見ると、
きっと、本来の不登校児の深刻度をまったくわかっていないであろう。
ただ、そこに悩むものがあれば寄り添えばいい…という自動化プログラミングである。
いや、まぁそういう職業だからね。イラっとして、ごめんなさい。

かねてから思っていることがある。
メディアには、弱者に寄り添う記事は多い。
しかし被害者がいれば加害者がいるのが、世の常。
いじめられていた有名人が、今いじめられている子に死んではいけないといってくれる。
しかし、いじめていたものが発言したのは小山田圭吾 以外には聞いたことがない。
ご存じの通り、何年もたって追い込まれている小山田圭吾をみるに、加害者には容赦がない。
でも、絶対いるはずである。有名人でいじめていたという人は。

作られた世界は心地がよい。でも、当事者の世界は過酷である。
給食がなくなった世界線で、昼に起きてきてペヤングソース焼きそばを食べる小学生。
これが毎日である。
きっと、そんな不登校児を抱える有名人は、メディアにでて、「きっと、大丈夫…」なんて言わないだろう。
言ってくれたらどれだけ救われる人がいるだろうか…とは思うのだが。

血が流れるのを想像して、痛いよね…という人を信じない。
現在も血を流しながらも、励まそうとしてくれる人を信じる。
なんか殺伐としちゃったなぁ俺 と思う今日この頃である。

子育ての初体験は早い方がよい

初体験…性への第一歩である。こちらは早ければ早いほどいい!とは断言できないなぁ。妊娠のリスクともあるかね。
それ以外の体験、特に育児に関する体験は男にとって早いに越したことがない!と断言できるね。
今回の息子の不登校もそうだった。俺自ら、息子を学校へ行かそうとしたよ。普段は妻がやっているものだけど、俺ならいけるかもっと思ったしね。
登校渋りの朝である。まずは、ナイスな声掛けで息子のテンション(?)をあげる。昨日の夜は、明日は絶対行くよ、と言っていた息子である。
朝食も食べてさぁ、というとこで動かなくなる。いやいや、と最近めっきり重くなった息子の体を持ち上げる。持ち上がらない。
そうそう、脱力した人間の体って重いよね?そうじゃなくて。
一時間目は漢字のテストなため、二時間目からの登校を希望。まぁしゃーない、と。
ここで放置するとお布団で寝かねないので、息子の好きなゲームを一緒にやって盛り上げる。
息子もわっははと笑いながら、あと何分?なんつって登校時間をきにしてる!
きた!(俺)なによぉ盛り上げりゃいけるじゃない。その時はそう思う。

いざ、二限目はじまる10分前。なんかお腹いたいか…な…。へ?(俺)いやいや、それはないでしょう。
そこから、大丈夫大丈夫と息子の脇をかかえ、玄関まで連行。もう外に出しちゃえばいいや、えいや!と外へ。
もうその時点で半泣きの息子。玄関の戸を開けて押し出したところで、震えだした。こ、こわい。
この段階でやっと気づきました。こりゃ、無理だわ。普段は明るい息子の初めてみる、怯えている姿。

この体験があったから、妻との息子の不登校についてのすり合わせはほぼできたのだ。その後。

人間にはどうやったって体験が必要である。
妻からの報告に、頭の中で分析して出すLINE。こうしたほうがいい。この声掛けどうだ?遠隔操作のクソ役に立たないことこの上なし。
百聞は一見に如かず、なのである。

思えば、子育ての最初の原体験は育児休暇一か月とって、完全ワンオペ育児を3日くらいしたときである。2歳の息子と赤子の娘。
子供の相手に忙しなく動いて、気づいたら16時。黄昏の夕日をみながら、あんだってんだよぉ、この一日はよぉ。(志村けん風)
きつ過ぎるだろうと思った記憶がまざまざと蘇る。
お母さんは、これを何日こなしてんだという…。

そうそう、その前娘が生まれる前に妻が切迫で3ヵ月入院しちゃって。2歳の息子をかかえ、疑似シングルファザーになったときがあった。
あれもキツカッタ。仕事前に保育所に息子を連れてくと、その玄関でプチげろを吐いた息子。急いで靴で証拠隠滅(預けられなくなっちゃうからね…)したとき。またそれを見られてたときーーっ。悲しい時っ。懐かしいね いつもここから どこ行った。

とにかく、何もかもが体験である。とりわけキツイと言われているものは、頭で考えるより体験しないとわからない。
それなのに、ホワイトカラー的オペレーションで、PDCAのサイクル回せば子育てなんてできるっしょ?なんて言ってしまうから夫婦仲が悪くなるんだよね。
まぁ、なんにしても、父親は特に仕事が大変だろうけど母親が立っている位置に早めに立って、同じ滝に打たれたほうがいい。

不登校の親から思う…本当の共感とは

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よくあるなぁ、新学期始まるころにメディアに踊る不登校は悪くない、というような記事。
逃げて大丈夫というような記事。
本当によくわかる。そう、つらいよね逃げていいよ…と。
最近も、芸能人のママタレみたいな人が、不登校に寛容な態度を示す記事があった。
フリースクールに行くのもひとつの手である、と。
まぁ、そのママタレさんの子どもは当然ながら不登校でもないんだけど…。
あくまで、想像して共感をしているのだ。もっと踏み込むと、自分の子がそうなったらと。

共感ってすごい大事。そして、共感は想像力である。
想像とは実際に起きてないことをあたかも起きているかのごとく考える力だから。
それがなくては、始まらないといえる。

でもね、いつもそういった記事は不登校になる子供に向けられているのよ。
だから、まなざしが優しいし、言ってしまえば無責任なのだ。
不登校児をもつ親に向けられた記事は、かなり少ない。

なぜなら不登校児の親の気持ちは、そうなっていない人には全くわからないといえるからである。

俺がそうだから。
今となっては、週1行かないくらいのプチ不登校で、分かった気になっていた自分を恥じたい。
完全不登校の恐ろしさたるや…。

不登校に寛容な気でいたが、結局自分の子どもは完全不登校ではないのなら、それは綺麗ごとであった。
不登校児の親は、着地点としては子供の不登校を認めてもう何も言わない というところに行きつく。
だが、そこに行きつくまでの修羅場たるや。暴言、暴力、虚脱、自虐、劣等感。
親と子ども双方が傷つけ合い、ボロボロになった末に不登校が出来上がる。
対外的にも担任との話し合いや、給食費とめたり、荷物持って帰ったりも結構キツイ…。

いきなり不登校児を、OK分かった明日から行かんでいい!と認めらる親なんか、いるんかな??レアだろうね。
認めたところで、
・毎日子供がゲームをしている。
・給食がないので、栄養が偏る。
・勉強をまったくしない。
・単純に家にいるので、家を簡単に空けられない

などなど親にとっては困りごとのオンパレードである。
学校とは、子どものためというより親のためのものであるといっても過言ではないくらいである。
これは、ある種の新しい視点といってもいい。

なら、フリースクールに行けばいい?
いや単純に金がかかるし、フリースクールったって本人はそう簡単に行かないのよ。

不登校を認めて、エネルギーを貯める期間が必要?わかるけどね。それ、いつまでなのよ!
そう言っている間にも、他の子どもたちの元気な声が外から聞こえる。
その劣等感たるや…。他の子ができることが自分の子はできない…。という。

こういった、日々の心配事に加えて、他の子と比べてしまうということからも耐えなくてはならない。
もう、厳しい寺の修行僧を超える忍耐力を持たないと耐えられない。
そんな時に目にする、不登校…いいじゃない。という記事の腹立ち度たるや。
んじゃ、われの子がなっても言えるんだな!という理不尽な怒り…。

そう、お気づきだろうか。不登校は子供はもちろんだが、親がいい年齢になった自分自身と対峙しなければいけない、そして価値観をガラリと変えていかなければならない機会なのである。
そこそこ、社会経験も積み、あとは子供を育てつつ、年齢を積み重ねていけばまぁいいか。と思っていたのに…。
これは大変である。
これを、あの時は大変だったなぁと他人ごとで語れる日が来るようになるのだろうか。
先が見えないトンネルを進んでいるときに、大丈夫大丈夫、逃げていいよという無責任さ。
いや逃げてトンネル入ってんだけど!
トンネルにいない人に、共感を求めるのは無理があるなぁ。やはり、同じように暗闇に逃げ込んでしまった人達しか、共感はできないのである。しかし、暗闇だけにお互い会うのも難しい…。
なかなか難易度が高いのです。

防災体験学習施設 そなエリア東京 で大震災の疑似体験

Panasonic施設からほど近い距離にあったのが、防災体験学習施設 そなエリア東京。
ここで、防災体験ができるとのこと。
俺としては、震度7くらいの地震の体験ができるのでわ…とワクワクしていた。
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時間帯別に予約するので、30分後に。

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その間息子と方々を回った。庵野秀明のシンゴジラで総理大臣たちが集まる指令基地が出てきたのだが、
その部屋があって、そこを覗き見れてわおっとなった。

時間になったので、集合場所へ。中年女性と男の子と父の親子連れと1、2歳の幼児を連れた二人の母親。
このクラスの幼児が体験できるなら、あんま怖いのはないかぁとちょっとガッカリ。

映画館のあるビルからエレベーターで下がっているときに、地震が起きるという設定。
ちゃんとしたエレベーターに乗り、降下。途中やや大きめの音が…。これが、地震の合図。
落ち着いてエレベーターを出てくださいという指示にしたがい、開いたエレベーターを出る。
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非常階段の緑のランプに従って、進むとちょっとびっくり。
被災した町が眼前に現れた…。これはけっこう迫力あって、大型ビジョンから終始流れるアナウンサーの呼びかけと相まって、
なかなかドキドキした。
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その後、前もってもらったタブレットから出るクイズに答えながら町を徘徊。
とちゅうの、民家がくずれたところでは、「助けて―、助けて―」という女性の声。
崩れがすごすぎて、素人では手を出せない感いっぱい。いや、これは無理だわ。
同じことが現実に起こっても、とても近づけやしない!
能登の地震を思って、すこし怖い気分に。
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全行程30分くらいだった。
一番すごかったのは、やはり巨大ジオラマのような震災を表現した町である。
あそこをみれてよかったなぁ。
あとは、最後に震災時のシミュレーションの映像みるのだが、
マネキンの人間が本棚とかに簡単にぺしゃんこにされてしまう映像に恐怖。

これを体験したからどうということはないが、防災意識は常に高めておかないとなぁと思った。

有明のパナソニックセンター/AkeruEへ平日に参上

妻が、午前中は家で仕事がある。しかし、家には不登校児が鎮座。
こういった場合に必要なのが、外に連れ出す人である。まぁ、父親であるが。
そんなこんなで、不登校児を伴って午前中に有明へGO。
仕事は、2時くらいに出勤として調整。

とはいえ、平日から遊びに繰り出すのはまずい。
世の子どもたちは学校に行っている。
ここらへんの認識は親によって違うと思う。それでいい。
でも、うちは一応のルールとして遊び(たとえば、ラウンドワンでコインゲーム)はNGに。

ただ、そうなると行くところが難しい。
調べたらパナソニックセンターというところがでてくる。
子どもにも人気の学習施設があるらしい。

行ってきました、AkeruEへ。
科学館的な面白い実験や現象をみたり、体験したりできる。
700円とリーズナブルかつ、国の施設より洗練されている。
土日は混むのだが、さすが平日の朝。ほぼ誰もいない。

工作と動画づくりが人気とのこと。

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さっそく動画コーナーへ。スタッフの説明のもと、コマ送りでアニメーションをつくる作業を。
一個一個タブレットで撮影して、最期に大きなスクリーンで鑑賞。

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いわゆる、昔で言うパラパラ漫画みたいなものかな。
結構楽しい。
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その後に工作を。これも材料がいろいろあって子供には楽しそう。

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センターに作品を置くスペースがあって、見てみるとなんだかみんなクリエイティブ。
テーマは誰かの役に立つ発明品だとかなんとか。
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息子の作品たるや…「∞(むげん)さいふ」とな。なんともストレート。
発明というか貨幣の価値観を根底から覆す問題作。とはいえ、子供らしいかね。

そんなこんなで、団体さんが来たところで、おいとま。
次は、俺が行きたかった防災センターへ…。

場面緘黙症児に言ってはいけないが言ってしまう言葉


息子は不登校児デビュー間もないのだが、娘は場面緘黙症ではキャリアが長い。
親が気づいたのが小学校1年の時だから、もっと前からだったのかな?
場面緘黙の怖い所は、家族の前では凄まじくおしゃべりでひょうきんなところ。
なので、親はまったく気づかないのよ。
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ある時、ふと変だなと気づくときがある。
習い事の送り迎えの時。
その時はダンスを習っていたのだが、自転車で迎えに行き、後ろに乗る。
ずっと凪のような時間が流れる。
あれ?そういえばまったく喋ってないな…と声をかけると、やっと喋る。

習い事の帰りなんてみんな、テンション高くなっておしゃべりなことが多い。
帰りの子どもたちの塊の中でも、まったく喋ってないなぁ…と。
そんな日常の違和感はあったのだが決定的なのが、授業参観の休み時間である。

うわぁっと子どもたちが各々遊んだり走っていく中で、教室にポツン。
とぼとぼと歩いてきて、妻の足に抱きついたらしい。
聞くと学校では、まったく喋ってないらしい。
当てられても音読もできず。もちろん、友人は一人もおらず。

いそいで、支援学級のようなものに週一で通わせて、先生などにも相談した。
場面緘黙症というものを我々も知らなかったのだが、どうやらそれらしいと気が付いた。
そうなると、いろいろな違和感が、ぴたっとリンクしたのである。

そこから3年たったが、さほど状況は変わっていない。
相変わらず喋れない。でも、ホワイトボードというツールを使ってコミュニケーションをとっている。
能力としては喋れるのに、ホワイトボードって…とも思うが、そういうものだから仕方ない。
友達は3年間皆無である。よく不登校にならんなぁと逆に驚くくらい。兄がなってしまったが…。

そんなこんなで、緘黙児にいいがちな言ってはいけないこと3選である。

3位
今日なにして遊んだの?
→いやぁ、これ毎晩聞いていた。小学校で友達ができて、遊んだ話ってなんか健康的で親は嬉しいんだよね。
でも娘に限っては、休み時間も椅子に座っているだけ。楽しいことなんてないのよ…。話していた時は、無理に捻りだして、妄想を作り出していた気がする。
無理させたわ。

2位
挨拶しなさい、お礼は
→これもいうよね親は。友達とか人にあったら挨拶するのが当たり前。なにかしてもらったら、ありがとう というのが当たり前。
でも、これできないんだよね。態度が悪い人に見えるのだが、緘黙の人はできないの。ここを理解するのに大分かかったなぁ。
いまは、相手が娘にこんにちわ っていって娘が答えなくても 俺が苦笑いすればOK ちょっと人見知りの人という認識になってる

1位
話しかけちゃえばいいんだよ
→いや、それができねーんだって。ここら辺もよく言ってた。シャイな人によくいうタッチの言葉。そんなレベルじゃないということを今は知っている。

言ってはいけないのかもしれないが、もの凄い普通に子供にいう言葉ばっかりである。
しかし、できない子に言うのは酷な言葉。
場面緘黙症ってのは今も認知度が低いけど、本当に大変な病(?)なんだよね。
コミュニケーションが社会生活の基本なのにそれができないって、苦しいもの。
だからこそ、家族が認識して自分を出せる場所をちょっとづつ作ってやりたいなぁと思うね。

第二のふるさと、埼玉の実家でやりたい放題

不登校を利用して(?)俺の実家へ行った息子。
ひとりで電車を乗り継いで、じいちゃん、ばあちゃんの家に、日曜月曜で一泊二日の予定。
すでに、前日に不登校のことを話して、受け入れてくれるよう情報をシェアしている。
なんだかんだ、かわいい孫だからか理解してくれたようである。

とはいえ、80歳を超える両親。
幼児ではないが孫の面倒はなかなか大変である。
とはいえ、息子は俺の実家が大好きである。
それもそのはず、
コインゲームですでに一万枚以上ラウンドワンに貯メダルしている母がいるからである。
息子がきたら自動的にラウンドワンへ。
そして、5時間くらいコインゲームに明け暮れる。
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いや、これいいのか?とも思うが、まぁ変に孫と距離があるより
共通の趣味を楽しんでいていいんじゃないかな。

こちらとしても、預かってくれるのでありがたい。
そんなこんなで、日月とがっつり遊びまくった息子。
月曜日はさすがにほかの子どもが学校行っているのに…
と罪悪感も表明していたが、気にしないでほしいといっている。

まえはかなり、深刻に悩んでいた不登校であるが、
ここにきて少しマヒしてきたのか、悩んでもしょうがないというスタンスになってきた。
こうして、実家に行って祖父母と交流を深めるのもひとつの経験値の上昇である。

少なくても俺は、祖父母とこんなに深くかかわれなかったなぁと羨ましく思うね。
高めのステーキと夜はスーパー銭湯でご満悦した、息子。
不登校の子が通う教室への見学が次週あるのだが、この勢いで行けたらいいな。

波乱の幕開け

いやぁ今年はどんな年になるのだろうか…
かなり先行きが不安である。
以前よりプチ不登校であった息子の不登校が決定的になった。
そして、昨年末から凄まじい修羅場が繰り返されてきた。
その結果として、不登校を受け入れることにした。

学校に行かない、または行けないことに明確な原因がない。
いじめなどが、明確にあればある意味分かりやすい。
しかし、友人もまぁまぁいる。
その友人との日常を捨て去るくらい、学校が嫌なのであろう。

親としての岐路に立っていると思う。
我々の世代は、学校に行かないという選択肢がなかった時代である。
だから、今の世代の現状を知識として学ばなくてはならない。

学校に行くという当たり前のことが、本当に正しいのか?
自問自答している。

社会で生きていく力があれば、学校に行かなくてもいい と
心の底から思うには時間がかかりそうである。

娘の場面緘黙、息子の不登校。
なかなか腕白な育児ライフである。
いつか、笑ってこの苦しい日々を振り返れればいいなぁと、
黄昏の夕日に向かって思うのみ。

人と比べることを「やめる」なんて、簡単にいってもできないんだよなぁ!
野球とかに熱中して、毎日学校通って、おしゃべりで人気者で、親思いで、
そんな奴もたしかにいるが、
いまはクソくらえ!と言いたい。

親を困らせる子供だって、同じくらい純粋で生きるエネルギーに満ちている。
そのエネルギーをなんとかうまく軌道に乗せてあげたいなぁ。

玉あそびがなんじゃい。
こちとら一日中ゲーム三昧じゃい。
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