昔の曙対ボブサップなんかに比べると、小物感が否めない大晦日の格闘技イベント。最近はあんま興味無くなっちゃったなぁ。

朝倉兄弟っていったって、格闘技好きな人以外は知らないもんなぁ。
個人的には、海選手のユーチューブ動画の、煙草のポイ捨てを注意するやつ面白かったので、応援していたが、ぼろ負けしていた。

そんな中の天心である。
相手の江幡塁もキックではかなりのホープらしい。戦績も46戦39勝である。
この戦績は普通じゃない。調べると、2016年5月から負けていない。
その相手を、1R2分46秒で相手の攻撃をほぼ受けずに、完膚なきまでのKOである。

途中で繰り出した、アクセルキックとかいうアクロバティックな蹴りに度胆抜かれた。
なんだろうかあの技は。
フィギュアスケートとかのエリアである。

しかし、前の年はメイウェザーとの試合で、悔し涙を流していて、これで弱体化するか?と思っていたが…。
強い強すぎる。

しかし、天心には背景や煽りがいらない。
天真爛漫という言葉が似合っている。そして、とにかく強い。

K1の武尊がやらない訳もこれでわかった。
無様に負けてしまったらK1というブランドがヤヴァイからだろう。

江幡選手はWKBAバンダム級のチャンピオンだ。
そのチャンピオンがあそこまでやられた。その界隈は穏やかじゃないだろう。

昔の全日時代のプロレスが大好きなので、例えてみると、全盛期の三沢が猪木の刺客の藤田に一瞬で、倒されてしまうようなものだ。
実際、橋本が小川にやられたときもショックであった。プロレス最強説を信じる者にとっては。

とくに格闘技では、自分の好きな絶対的に強いと信じている選手には、信仰心のようなものを抱く。
それが、圧倒的な力を見せつけられ倒されてしまう。

これは、ファンにとってはショック以外のなにものでもない。
江幡選手は、まだ若いので、これを糧に頑張ってほしい。

しかし、それ以上に若い天心選手。まだ21歳だよ…。手がつけられないなぁこりゃ。